CSR体制と取り組み
CSR(企業の社会的責任)が普及した社会では、環境問題などについて企業が解決の一端を担うことが期待されています。SDGs(持続可能な開発目標)でも企業の行動が求められています。

CSR体制と取り組み
キャタラーは、経営理念の実践がCSRを果たすことにつながり、持続可能な社会の発展に貢献すると考えています。そこで、経営理念をブレイクダウンした従業員の行動規範「キャタラーグループCSR指針(PDF)」を制定し、キャタラーが各ステークホルダーに対して取り組むべきことを示しています。 さらに、キャタラーは全従業員が会社の進むべき方向を認識・共有するため「グローバル ビジョン 2025」を策定し、ステークホルダーから愛され信頼される企業を目指しています。
CSR推進体制
2018年、総務部が主管部署となり「CSR委員会」を設置。代表取締役社長が委員長を務め、各部署で推進しているCSRに関する諸活動について意思決定を行っています。2020年、キャタラーグループが事業を通じて世界共通の「持続可能な開発目標(SDGs)(※)」の達成に貢献するため、SDGs事務局を新設しました。今後は重点課題(マテリアリティ)を中心に、2030年までのSDGs達成に向けた計画策定・モニタリングを行い、CSR活動の継続的な改善・向上を図っていきます。
SDGs(Sustainable Development Goals / 持続可能な開発目標)

SDGsは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際目標です。SDGsは2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs: Millennium Development Goals)の後継として、2015年9月の国連サミットと国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030 アジェンダ」に記載されました。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは新興国のみならず、先進国も含めて取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
参考:SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省

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ステークホルダー
英語の「stakeholder」には「利害関係者」という意味があります。ビジネスシーンでは、事業運営に関わる全ての関係者(株主、経営者、従業員、顧客、取引先など)すべてを広範囲に指します。
CSRの重要課題に対する活動
キャタラーは自動車から排出される有害ガスを浄化するという社会課題の解決のために誕生しました。創業以来、地球環境、そして人々の健康を護るための環境技術を研究・開発しています。また、キャタラーの製品は世界各国の大気汚染の解決に向けて取り組んでおり、SDGsの達成はキャタラーの理念と合致します。2020年、「キャタラーの企業活動」と「SDGsのターゲット」を関連づけ、その結果に基づき、次の2点の評価軸を用いて3つの重要課題(マテリアリティ)を抽出し、取り組みを進めています。
ⅰ社会への影響の大きさ(関連性)
ⅱ本業との関連性及び方針の上位性
CSRの社内浸透
キャタラーでは、サステナビリティ経営を推進するため、従業員のCSR意識の浸透に取り組んでいます。
CSR意識啓発教育の実施
新入社員や管理職(リーダー)向けに、それぞれの立場に応じてCSR意識を高めるための教育を行っています。
CSR月間
従業員のCSRへの理解の促進とコンプライアンス意識の醸成のため、毎年10月をCSR月間と定めています。期間中は、CSR研修として外部講師を招いた講演会や、法令 / 行動倫理の社内ハンドブックの理解度テスト、社内報による特集記事の掲載などさまざまな取り組みを実施しています。
「カードゲーム 2030SDGs」
CSR月間のこれまでの取り組み
- ・役職者に対するコンプライアンス説明会の実施
- ・各職場でのコンプライアンスミーティングの実施
- ・コンプライアンス理解度テストの実施
- ・SDGs浸透度テストの実施
- ・各職場での多様性に関するDVD視聴と意見交換
- ・講演会の開催 など
サステナビリティレポートによるESG情報開示
持続可能(サステナブル)な社会の実現に向けたESGに対する取り組みを定期的にレポートにまとめています。
キャタラーのCSR 例
キャタラーが製造している自動車・二輪車などの排出ガス浄化触媒は、内燃機関から排出される有害物質を無害化し、自然と人に優しい持続可能な未来社会づくりに貢献しています。 つまり、世界中の空気をキレイにするという使命を帯びて事業活動を行うことがCSRを果たすことにつながると考えています。
触媒とは
日常生活の多くの場面で、重要な役割を担っている「触媒」。身の回りのありとあらゆる化学製品の原料の生産には触媒が使用されています。