安全衛生の取り組み
キャタラーは、従業員の「労働安全」「健康衛生」を確保することなくして、企業の持続的な成長はないと考えています。安全と健康に配慮した職場環境を提供するため、労働災害の撲滅、長時間労働の是正、メンタルヘルスの向上に取り組みます。
安全衛生管理体制
安全衛生委員会
安全衛生委員会は労使で構成されています。労働組合からは執行部が委員として参画し、活発な意見交換を行う場となっています。審議内容は本社と研究開発拠点である「キャタラー アーク・クリエイション・センター」で共有し、安全衛生に関する様々な事項に全社で対応します。
安全環境会議(部長以上が参加)
組織のパフォーマンスを上げるために最も重要なものは、安全で安心して働ける環境です。安全環境会議は理想の職場環境の実現に向け、全社への情報周知を徹底し、施策展開を強化するため、役員・本部長・部長が参加するトップダウン的会議です。労働安全・交通安全・健康衛生・環境保全について活発に議論し、安全環境の維持向上に努めています。
安全衛生推進者ミーティング
(全部署から選出されたメンバー)
安全に対する取り組みを組織の最上部から最下部まで展開するルートを築き、安全衛生委員会・安全環境会議の情報展開と最先端の意見をまとめてフィードバックするミーティングです。
トップ主導による現場点検
- 目的
- トップ自ら現場に赴き現場確認することにより、現場が緊張感を持って意識高く安全活動を進めています。
- 対象
- 社内全職場
- 頻度
- 各テーマ1回/年、4Sのみ 3回/年
- 方法
- 会社トップ+組合執行部で、安全・衛生・リスクアセスメント・4S(※)といったテーマに基づき、点検・パトロール・改善指導を実施しています。
- 4Sとは
- 整理(Seiri)、整頓(Seiton)、清掃(Seiso)、清潔(Seiketsu) の4つのSの頭文字を取ったもの。
職場自主点検
- 目的
- 職場管理監督者が職場の安全推進活動として点検を行っています。
- 対象
- 社内全職場
- 頻度
- 事務部門を含め、各職場毎月1回
- 方法
- 他社事例の類似箇所やヒヤリハット(※)があった箇所などで行い、自職場は自分達で危険対策するという意識の向上につなげています。
- ヒヤリハットとは
- 仕事中、危うく怪我や事故になるところだった「ヒヤリ」「ハッと」した事例のこと。
設備安全点検
- 目的
- 設備導入時や改造時に、設備不具合による労働災害を未然に防止することを目的として行っています。
- 対象
- 新規導入・改造を実施した設備
- 頻度
- 設備使用開始前
- 方法
- 安全管理者(※)・保全課・使用部署・安全事務局が、基準項目と過去の不具合をチェックシートで点検し、設計部署による不具合点の改善が完了するまで使用できないルールで運用しています。
- 安全管理者とは
- 安全に関する技術的事項を管理する者。労働安全衛生法第11条 (厚生労働省)で定められ、一定の業種・規模の事業場ごとに選任の必要があります。
構内工事パトロール
- 目的
- 構内工事業者のルール遵守状況をランダムに確認することで、構内工事業者による労働災害を未然に防止する活動につなげています。
- 対象
- 構内で工事をする業者
- 頻度
- 1回/2ヶ月
- 方法
- 安全管理者・保全課・プラントエンジニア部・安全事務局が工事管理板の設置状況・工事点検シートの記入内容・服装などを点検し、工事業者に対する直接指示・報告書による発注部署への指導を実施しています。
工事業者への安全カード配布
- 目的
- 構内工事の社内ルールの理解度向上とルール遵守による労働災害発生の未然防止につなげるために実施しています。
- 対象
- 構内で工事をする業者
- 頻度
- 1回/2ヶ月
- 方法
- 入門する工事業者全員に安全カードを配付しています。内容を理解できた証明として本人の名前を記入し、常時携帯していただいています。
個人安全宣言
- 目的
- 従業員1人ひとりが、自ら安全目標を設定することにより、安全意識の向上を図り、労働災害の未然防止につなげています。
- 対象
- 全従業員
- 頻度
- 1回/年
- 方法
- 交通安全宣言(4月)、労働安全宣言(8月) を記入し、食堂に掲示した後、各職場に1年間掲示しています。
ドライブシミュレーターによる安全運転訓練
- 目的
- 交通安全教育として、運転技術向上、交通事故の未然防止、危険予知力向上のため活用しています。
- 対象
- 全従業員
- 頻度
- 随時
- 方法
- 天候、季節、時間帯などの異なるシチュエーションや、急ブレーキ、酒気帯び運転といった危険運転をシミュレーターで体感することで、安全運転技術などの向上につなげています。
健康診断
- 目的
- 従業員の健康保持・増進
- 対象
- 全従業員
- 頻度
- 2回/年
- 方法
- 委託医療機関により実施。再受診が必要な従業員には保健師による個別面談の際に結果を返却し、受診勧奨(医療機関紹介)、再受診結果の確認・体調フォローを実施しています。
ストレスチェック
- 目的
- 従業員のこころの健康保持・増進
- 対象
- 全従業員
- 頻度
- 1回/年
- 方法
- 委託業者により実施。こころの不調を早期発見し、産業医・心理師・保健師などの専門職面談を実施することで重症化予防につなげています。また、部署ごとに分析を実施し、フィードバックしすることで、職場環境改善の一助となっています。
婦人科検診
- 目的
- 従業員の健康保持・増進
- 対象
- 全女性従業員
- 頻度
- 1回/年
- 方法
- 委託医療機関により実施。女性特有のがんの早期発見のため、就業時間内に社内で婦人科検診を実施しています。社内実施により健診受診率が大幅に上昇しています。
健康相談
- 目的
- 従業員の健康保持・増進
- 対象
- 全従業員
- 頻度
- 適宜
- 方法
- 心身ともに健康な状態で働けるよう、社内産業医、保健師が従業員の健康相談に対応しています。必要に応じて受診勧奨、医療機関紹介などを実施しています。
メタボ指導
- 目的
- 従業員の健康保持・増進
- 対象
- 全従業員
- 頻度
- 2回/年
- 方法
- 特定保健指導対象者だけでなく、多くの人々が少しずつリスクを軽減することで集団全体をよい方向にシフトさせることを目的に、従業員全員を対象に、社内保健師による集団特定保健指導を実施しています。また、フードモデルを使用した食事指導、実践を交えた運動指導を定期的に開催しています。
感染症予防
- 目的
- 社内での感染症発生の予防
- 対象
- 全従業員
- 頻度
- 1回/年
- 方法
- インフルエンザワクチン・MRワクチンの社内集団予防接種を実施しています。
接種費用の一部を会社が負担し、業務時間内に実施することで、ワクチン接種率が向上し、感染予防につながっています。(風しん抗体保有率99.2%)
普通救命講習・AED使用訓練
- 目的
- 心肺蘇生法・AED使用方法の知識・技術の習得、有事の際の救命率向上
- 対象
- 全従業員
- 頻度
- 1回/年
- 方法
- 消防署救命士・応急手当普及員(社内保健師)が講師となり、より多くの社員が心肺蘇生法・AED使用方法の知識・技術を習得することを目指しています。
健康増進のための啓蒙活動
- 目的
- 従業員の健康保持・増進
- 対象
- 全従業員
- 頻度
- 適宜
- 方法
- 構内ウォーキングコースの設置、健康だより発行、衛生週間イベント、健康教育(eラーニング)など 健康保持増進のための情報の発信・教育を実施し、従業員が健やかに働けるよう支援しています。
表彰(社外評価)
2024年 健康経営優良法人 2024 認定
2023年 健康経営優良法人 2023 認定
2022年 健康経営優良法人 2022 認定
2021年 健康経営優良法人 2021 認定
2020年 健康経営優良法人 2020 (ホワイト500)認定
2019年 健康経営優良法人 2019 (ホワイト500)認定
- 2022年
- 健康経営優良法人 2022 認定
- 2021年
- 健康経営優良法人 2021 認定
- 2020年
- 健康経営優良法人 2020 (ホワイト500)認定
- 2019年
- 健康経営優良法人 2019 (ホワイト500)認定
サントリーウェルネスOnline Interview2022年8月30日
社員の健康は事業継続の基盤。
株式会社キャタラーの
健康経営の取り組みとは
2022年8月30日
健康経営優良法人認定制度
地域の健康課題に適合した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業などを顕彰する制度です。
キャタラーでは、「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」としての活動を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから評価される環境づくりを進めています。2019年には大規模法人部門で健康経営優良法人としてホワイト500に初認定され、2020年は同部門の上位500社以内だったため「ホワイト500」を継続しております。
※参考:経済産業省HP
健康宣言
キャタラーは、社員と家族一人ひとりの「幸せ」を最優先に考えています。
「心と身体がともに健康であること」はキャタラーで働く社員、家族の幸せに繋がり、また会社の持続的な成長と事業継続の基盤であると考えます。
社員全員がやりがいを持って働き、その能力を最大限に発揮できる企業風土を醸成し、家族を含めて充実した日々を過ごせるよう、『健康経営』に全力で取り組むことを、ここに宣言します。
- 1. 社員とその家族の健康を重要な経営資源と考え、「安全と健康を最優先」にする活動を行います。
- 2. 社員が心身ともに健康で、いきいきと笑顔で働ける職場環境と仕事の仕組みつくりを積極的に推進します。
- 3. 社員とその家族が自発的に健康づくりに取り組むことができるよう、健康に対する意識向上や行動変容を促す活動を展開します。
- 4. 健康保険組合と連携し、健康増進活動と疾病予防活動に取り組みます。
2023年6月
株式会社キャタラー
代表取締役社長 石田 雅資