品質指針
キャタラーでは、すべての製品・あらゆるサービスに共通して守る指針に加え、製品・サービスの特性や、お客様の要求事項などに合わせて守る規定・標準類を整備しています。
「品質指針」は、キャタラーの経営理念のひとつ「人と環境のより良い調和を目指した先進的技術・製品の提供を通じて、顧客の満足と豊かな社会造りに寄与する」を実践するための考え方を示したものです。
キャタラーグループは、お客様に満足していただける高品質で安全、かつ機能を先取りした商品及びサービスを提供し続けます。そのために「品質」を我々の根幹として捉え、グローバルでの共通認識を持てるよう、本指針を定めています。
お客様満足を目的とした継続的改善
納期通りに欠陥のない製品を提供することはもちろん、お客様第一で、新技術・新製品の提供、製品及び製造工程の継続的な改善を推進しています。
自工程完結(※)の推進
“品質は工程で造りこむ” の考え方に基づいて、製品品質・業務品質の作り込み、お客様までを含めた「前工程」「後工程」の連携強化を推進しています。
自工程完結
トヨタ自動車が主導している「品質は工程で造りこむ」を確実に実践するために、科学的アプローチを加え、「仕事の良し悪しをその場で判断できること」を目指した取り組みのこと。
IATF16949(※)品質マネジメントシステムの維持改善
お客様の信頼を得るIATF品質マネジメントシステム認証を維持し、継続的な改善と進化を推進します。
IATF16949
IATFは「International Automotive Task Force」の頭文字をとったもので、自動車産業において製品・サービスの不具合を予防し、ばらつき・ムダを低減させるための品質マネジメントシステム規格です。
IATF16949では、①不具合の予防 ②サプライチェーンにおけるばらつき・ムダの低減 ③継続的改善 を実現するための品質マネジメントシステムの要求事項を定めており、キャタラーグループ全拠点で認証を取得しています。(※)
※CATALER EUROPE CZECH s.r.o.は、認証取得に向け取り組み中(2021年10月時点)
継続的改善と顧客価値の向上
キャタラーは、1997年に「ISO9001」「QS9000」の認証を取得しています。その取得を機に、総合的品質管理(Total Quality Management:TQM)を導入し、製造品質の向上(フェーズ1)、新工法によるばらつきの画期的な低減(フェーズ2)、品質経営にフォーカスした改革(フェーズ3)を実施。
2018年より「持続的成功に向けた品質経営」(フェーズ4)を強化し、お客様の期待を超える価値を創造・提供し続ける取り組みを進めています。
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世界に通用する
品質経営を目指す歩み
将来にわたりお客様に喜んでいただける製品を提供し続けるため、キャタラーは20年以上前から、総合的品質管理(Total Quality Management:TQM)に取り組んでいます。
TQMの世界最高ランクの栄誉「デミング賞」「デミング賞大賞」受賞までの歩みを紹介します。
デミング賞大賞(2018年受賞)
デミング賞大賞は、デミング賞を受賞し、さらに受賞後3年以上にわたり継続的に「TQM」を実践している組織が応募することができ、「TQM」の特色が活かされ、その水準が向上・発展していると認められた場合に授与されます。品質管理を長期にわたって実践してきた組織にとって、この賞を受賞することは最高の栄誉の賞です。
デミング賞(2015年受賞)
デミング賞とは、戦後の日本に統計的品質管理を普及し、日本製品の品質を世界高水準に押し上げる礎となった故 ウィリアム・エドワーズ・デミング 博士(1900-1993)の業績を記念して、1951年に創設されたTQMに関する世界最高ランクの賞です。
品質に関する賞の受賞歴
(日野自動車)
(トヨタ自動車)
(川崎重工業)