環境保全の取り組み
キャタラーは原材料やエネルギーなどの資源(インプット)と、その活動で生じる製品や環境負荷(アウトプット)について定量的に把握し、公的な規制の遵守のみならず、自主的な目標を設定して環境負荷の低減に取り組んでいます。
事業における環境負荷
- ※PRTR (Pollutant Release and Transfer Register)
- 毎年、どんな化学物質が、どこから、どれだけ排出されているか知るためのしくみ。詳しくはこちら (経済産業省:PRTR制度 対象化学物質)
- ※化学的酸素要求量 (Chemical oxygen demand:COD)
- 有機物による汚れを示す重要な指標。排水基準としては、海域及び湖沼に排出される排水に限って適用されます。
- ※生物化学的酸素要求量 (Biochemical oxygen demand:BOD)
- 微生物によって分解されやすい有機物量の指標。排水基準としては、一般的な排水基準として適用されます。
- ※浮遊物質量 (Suspended Solid:SS)
- 水中に浮遊又は懸濁している直径2mm以下の物質量の指標。排水基準としては、一般的な排水基準として適用されます。
製品開発における取り組み
- ・生産工程の簡略化(工程削減など)
- ・規制対象物質の使用量低減
- ・規制対象物質から代替物質への転換検討
資材調達における取り組み
- ・納入単位変更による輸送効率化
- ・グリーン調達ガイドライン策定
- ・材料調達物流簡素化
- ・仕入れ先品質保証マニュアル策定
- ・仕入れ先への定期説明会開催
生産における取り組み
- ・設備運転方法最適化
- ・炉運転パターン変更(による省エネ)
- ・生産設備の稼働率向上
- ・炉投入量増量(による省エネ)
- ・照明施設LED化推進
環境コンプライアンス
環境負荷物質の使用と取り扱いを制限しているキャタラーには、原材料に規約対象物質が含まれないことを確認する仕組みがあります。購入品についても、特に材料などにお客様指定の使用禁止物質などが含有されていないことを設計段階から確認。関連法規(化学物質排出把握管理促進法、労働安全衛生法など)を調査して社内に周知し、事前に対策を施しています。また、環境事故を未然に防止するため、社内で異常・苦情を受け付けるほか、環境保全分科会などによる社内環境巡視を定期的に実施しています。加えて、情報共有と情報交換を図るため、お客様が行う環境活動にも積極的に参加。法令や県・市の条例、協定に基づき、環境データの定期報告を実施し、さらには規制値を大幅に下回る自主基準値も定めて遵守しています。
キャタラーの
自主的な環境負荷低減目標
横にスワイプ→で表をご覧いただけます。
(単位)mg/l
項目 | 水質 汚濁 防止法 |
自主 基準値 |
22年度 実績 |
21年度 実績 |
20年度 実績 |
---|---|---|---|---|---|
浮遊物質量 (SS) |
150 | 15 | 0.1 | 1.0未満 | 1.2 |
化学的酸素 要求量(COD) |
120 | 10 | 2.4 | 2.4 | 3.2 |
生物化学的 酸素要求量 (BOD) |
120 | 10 | 0.8 | 1.4 | 0.5未満 |
アンモニア等 化合物 |
100 | 70 | 31.5 | 22.0 | 46.0 |
環境負荷低減に関する
2030年目標
環境経営
地球環境そのものが私たちの大切な経営基盤です。キャタラーは豊かな21世紀社会に貢献するため、環境技術を追求しています。企業活動を通じて環境保全に貢献することはもとより、お客様をはじめステークホルダーに環境価値を提供するとともに、豊かで持続可能な社会を次の世代に引き継ぐため、グループ全体で努力を続けてまいります。