2023.10.03
経営・事業 キャタラーグループ
北米キャタラー 2023年度 デミング賞受賞
2023年10月3日、日本科学技術連盟におかれているデミング賞委員会において、北米キャタラー(CATALER NORTH AMERICA CORPORATION)のデミング賞の受賞が決定しました。
キャタラーグループでは3社目のデミング賞受賞となります。
2015年 キャタラー デミング賞受賞
2018年 キャタラー デミング賞大賞受賞
2022年 キャタラー中国 デミング賞受賞
2023年 北米キャタラー デミング賞受賞
(受賞理由)
キャタラーグループ最大の海外法人である同社は、北米自動車企業向けに自動車用排ガス浄化触媒を製造・供給している。触媒年間生産個数は 2022 年度で約 870 万個であり、2001 年に設立以来の生産累計は 1 億個を突破している。
米国の複雑な経営環境に迅速かつ的確に対応するため、同社は、TQM を積極的に活用してきた。主に、顧客との接点を密にする技術センターの設置、新工場設立による将来を見越した生産能力拡張、新規採用従業員の迅速な戦力化、労働力不足に対応する設備自動化などである。
それらを実現する方針管理、日常管理の徹底、科学的管理法の積極的な活用、個人主義が根強い文化環境の中でも機能する多様な改善活動などを駆使し、離職率低下、方針達成率の向上、新たな顧客の継続的獲得、年間販売量目標 1,000 万個の達成など、大きな成果をあげてきた。
参照:2023年度デミング賞各賞の受賞者について(PR TIMES)
【キャタラーのTQM】
キャタラー本社で培ったTQM(総合的品質経営/Total Quality Management)の基盤を3つのステップで海外に展開し、グループ一丸となって顧客価値の最大化と組織能力の向上を目指しています。
STEP1では、まずは本社がデミング賞へ挑戦する過程で得たノウハウを水平展開し、品質経営の土台作りを行います。
次にSTEP2として、ローカルメンバーが現地の環境変化を捉え、将来のありたい姿を設定し、その達成に向けて発展させるフェーズです。
STEP3はローカルのキーパーソンを中心に、本社と連動しながらも自立化を目指すためにデミング賞を活用するフェーズであり、2022年現在、複数の海外拠点がデミング賞にチャレンジしています。
詳しくは、下記よりご覧ください。
常に進化している、キャタラーのTQMの足跡をたどります。
キャタラーではTQMを、総合的品質経営(Total Quality Management)としています。