2022.10.04
経営・事業 キャタラーグループ
キャタラー中国 2022年度 デミング賞受賞
2022年10月4日、日本科学技術連盟におかれているデミング賞委員会において、キャタラー中国(科特拉[無錫]汽車環保科技有限公司)のデミング賞の受賞が決定しました。
当社のデミング賞受賞(2015年)、デミング賞大賞受賞(2018年)に続き、キャタラーグループでは2社目のデミング賞受賞となります。
(受賞理由)
Cataler (Wuxi)Automotive Environment Technology Co., Ltd.
科特拉(無錫)汽車環保科技有限公司
同組織は、中国のモータリゼーションの到来、排出ガス規制の強化に伴い、キャタラーグループの海外拠点として中国江蘇省無錫市に2002年に設立された。
四輪用および二輪用排出ガス浄化触媒の製造と販売を主に中国トヨタ向けに行っている。
従業員数は200名(2022年1月現在)、2021年度の売上高は68.6億人⺠元(1,239億円)である。
同組織は、人づくりを中核にした企業活動を行い,安全・品質・生産性の指標に関してグループNo.1を堅持してきたが、将来にわたり良い状態を維持するために、持続的成⻑可能な経営基盤の構築を経営目標に掲げ、TQM活動の強化に取り組んだ。
この間、当たり前のことを当たり前にできる人財育成、収益改革に向けた全社的な原価低減活動の推進、スタッフ部門も巻き込んだプロセス管理などの特徴のある活動を展開している。
その結果、厳しい経営環境の中でも販売数量を堅持し、営業利益を高水準で維持している。また、市場クレーム・重大品質問題ゼロを継続し、現地スタッフ率,従業員定着率を向上させている。
参照:2022年度デミング賞各賞の受賞者について/日科技連 (PRTIMES)
尚、2022年度の「デミング賞」各賞の授賞式は、11月14日(月)に東京・大手町の経団連会館にて行われます。
キャタラーのTQM
キャタラー本社で培ったTQM(総合的品質経営/Total Quality Management)の基盤を3つのステップで海外に展開し、グループ一丸となって顧客価値の最大化と組織能力の向上を目指しています。
STEP1では、まずは本社がデミング賞へ挑戦する過程で得たノウハウを水平展開し、品質経営の土台作りを行います。
次にSTEP2として、ローカルメンバーが現地の環境変化を捉え、将来のありたい姿を設定し、その達成に向けて発展させるフェーズです。
STEP3はローカルのキーパーソンを中心に、本社と連動しながらも自立化を目指すためにデミング賞を活用するフェーズであり、2022年現在、複数の海外拠点がデミング賞にチャレンジしています。
詳しくは、下記よりご覧ください。
常に進化している、キャタラーのTQMの足跡をたどります。
キャタラーではTQMを、総合的品質経営(Total Quality Management)としています。