広報戦略(C-PRS)
キャタラーはステークホルダー(※)に「発信(提供)する情報」・「受信(収集)する情報」の内容や形態、方法のほか、それらの情報に関わる組織・従業員の在り方などを考慮した戦略的なPR(※)を行っています。
※ステークホルダー
英語の「stakeholder」には「利害関係者」という意味があります。ビジネスシーンでは、企業組織における利害関係者(株主、経営者、従業員、顧客、取引先など)すべてを広範囲に指します。
※PR
C-PRS(Cataler -Public Relations Strategy)の名称に含まれる「PR」とは、社会(Public)との良好な関係づくり(Relations)を目的とするコミュニケーション活動全般(=広報)を指す言葉です。良好な関係づくりのためには、自社のことを相手に正しく理解してもらえるように情報を伝えることが必要であり、同時に、相手のことを正しく理解できるように情報を受け取ることも必要になります。そうした経緯を踏まえて、広報とは、情報の発信・受信の両面を含み、対象の良好な関係づくりを目的として行うコミュニケーション活動を指します。
C-PRS(Cataler -Public Relations Strategy / 広報戦略)とは
C-PRSは、直接的にはキャタラーの広報(PR)活動の活性化・効率化を目指すものでありますが、それは手段であり目的ではありません。C-PRSの最終的な目標は「企業価値の向上」。したがって、経営理念やグローバル ビジョン 2025に基づいた企業活動に対する、ステークホルダーからのレピュテーション(評価)を指標とし、定量的な目標値(KPI)の達成を目指しています。
対象
キャタラーグループがステークホルダーに向けて発信(提供)する情報、受信(収集)する情報を取り扱い、情報の内容や形態、方法のほか、それらの情報発信・受信に関わる全ての組織・従業員を対象としています。
キャタラーの代表的な
ステークホルダー
横にスワイプ→で表をご覧いただけます。
企業が行う、ステークホルダーの
関心事項を理解するための
取り組み(例)
- お客様
- 顧客には品質に何らかの問題があった場合に、ニュースリリースで情報を適切に開示します
- 地域社会
- ボランティア活動などを通じた社会貢献を行います
- 従業員
- 従業員満足度などを通して調査を行い、適切な対応を進めます
- 仕入先
- 取引先にはCSRや環境問題への取り組みを促します
- 株主
- 株主総会などで意見や要望などを聞いていきます
構造・計画期間
広報は植物を育てることに似て、不用意に急げばかえって成長を妨げるため、C-PRSの対象期間は、2023年 1月 から 5年間とし、C-PRS全体の枠組み(以下:マスタープラン)と、それに基づく活動計画(以下:アクションプラン)の2部構成で計画しています。
I:マスタープラン
キャタラー広報戦略としてC-PRS全体の枠組み・構造を策定
各ステークホルダーからの評価を現状把握し、ありたい姿(KGI)とのGAPを明文化し、抽出された重点課題、それらに対する解決策(アクションプラン)を全社で共有し、広報に対する意識を醸成します。また、新たな経営課題が生じた際には、適時マスタープランの改訂を行います。
II:アクションプラン
ありたい姿(KGI)を達成するための具体的な取り組み内容を明確化
マスタープランを具体的な広報活動に落とし込み、活動を評価する指標と値(KPI)を設定します。各ステークホルダー担当と事務局は定期的にフィードバックを行い、残課題を抽出。その課題に対する解決策を次のアクションプランに加えていきます。
ステークホルダー、社会、
そして組織のために、
アウトカムとインパクトを明らかにし、
長期的な関係を構築します
技術や製品、
サービスの理解促進
- 技術や製品、サービスの理解促進
- お客様(消費者)の満足と、豊かな社会づくりを実現する先進的技術や製品を通じて、キャタラーを取り巻く個人や集団、社会とのコミュニケーションを深め、長期的な関係を構築します。
企業風土の理解促進
- 企業風土の理解促進
- 従業員が能力を最大限に発揮し、日々新たな可能性に挑戦する「企業風土」や、大きな試練を乗り越えてきた「チャレンジ精神」を、キャタラーのDNAとして伝承していきます。
地域の人々から愛され、
信頼される
- 地域の人々から愛され、信頼される
- 経営理念と、2017年に掛川市と締結した「包括連携協定」(※) に基づき、地域社会との良好な関係を築き、地域の発展に貢献できる企業づくり目指します。
(例)地域社会に向けた取り組み
掛川市とキャタラーの包括連携協定
連携事項(広報の取り組み事項)
- (1) シティプロモーションに関すること。
(シティプロモーション掛川モデルへの参画 / 輝くかけがわ応援大使 大島司氏とのタイアップ 他) - (2) 災害対策及び防災に関すること。
( 避難時誘導電柱広告の掲出 ) - (3) 子ども・青少年の育成支援及び子育て支援に関すること。
(将来世代への課外授業「WAKUWAKU理科教室」の実施 ) - (4) 健康増進に関すること。
( 健康宣言の掲出 / 地元市民を招いたヨガ教室・骨密度測定会の企画) - (5) 環境保全に関すること。
(近隣エリアの交通媒体や屋外看板等に、環境保全を訴求する広告を掲出) - (6) 高齢者・障がい者の支援に関すること。
- (7) 女性の活躍推進に関すること。
- (8) 文化・芸術・スポーツの振興に関すること。
- (9) その他前条の目的を達成するために必要な事項に関すること。
今後の計画
横にスワイプ→でプランをご覧いただけます。
横にスクロールでプランをご覧いただけます。
※第1次マスタープラン
2014年12月よりスタート。アクションプランとの2段構えは第2次より適用。
2022年度の主な活動
委員会設立
キャタラーパーソン全員がアンバサダーとして戦略的な広報ができるよう、C-PRSの目的や、マスタープラン・アクションプランの作成に参画してもらうとともに、広報活動をキャタラーグループ全体に浸透させる役割を担っていただき、「全員が広告塔」の旗振り役として活動の推進します。
マスタープラン・アクションプランの策定
マスタープランは2022年12月まで、アクションプランは2023年3月までに策定し、23年度より本格的な活動ができる体制をつくります。