成長期
当時は安価だったパラジウム(Pd)のみを使用したPd-only三元触媒や、世界初のNOx吸蔵還元型触媒など、キャタラーは新しい技術によって課題を次々と解決し、事業を成長させました。1996年にはキャタラーグループ初の海外生産拠点キャタラータイランド(CTC)を設立。1998年、「catalyst(触媒)をつくる人」という意味を込め社名を株式会社キャタラーに変更しました。
会社の動き
-
1999年
-
- 10月
- ISO14001認証取得
-
- 11月
- 川崎重工業の大型二輪車向けメタル触媒生産開始
※ISO14001 は、キャタラー(日本)・CATALER(THAILAND)CO.,LTD・CATALER SOUTH AFRICA (PTY.) LTD・CATALER NORTH AMERICA CORPORATION・科特拉 ( 無錫 ) 汽車環保科技有限公司・PT.CATALER INDONESIAで認証取得しています(2022年時点)
-
-
1998年
-
- 5月
- 経営理念の制定
-
- 6月
- 「株式会社キャタラー」に社名変更
-
- 7月
- 触媒出荷量 40万個/月突破
-
- 12月
- デトロイト事務所設立
-
- 12月
- ISO9001 認証取得
※ISO9001は、キャタラー(日本)・CATALER(THAILAND)CO.,LTDのみの適用です(2002年時点)
新社章
社章・シンボルマークは、CATALERのCを「メビウスリング」風にデザインし、「挑戦(Challenge)」、「創造(Create)」、「環境浄化(Clean)」の意味を込めています
-
-
1997年
-
- 4月
- 国内向けディーゼル触媒の生産開始
-
- 5月
- 創立30周年記念祝賀行事を開催
-
- 5月
- 抗菌材を発表(トヨタ・ダイハツで実用化)
-
- 6月
- キャタラータイランド(CTC)、二輪車用触媒の生産開始
-
- 9月
- QS9000認証取得
-
- 10月
- キャタラータイランド(CTC)、四輪車用触媒の生産開始
-
- 11月
- 光触媒の開発・生産開始
創立30周年記念 納涼祭
創立30周年記念植樹
QS9000認証取得
-
-
1996年
-
- 3月
- 本社 厚生棟完成
-
- 4月
- モノリス触媒 生産累計 3,500万個達成
-
- 7月
- フロントPd(パラジウム)触媒の生産開始
-
- 8月
- CATALER(THAILAND) CO.,LTD (キャタラータイランド / 略称:CTC)設立
CATALER(THAILAND) CO.,LTD 定礎式
-
-
1995年
-
- 2月
- 米国 SAE(米国自動車技術者協会)にて「Pd-only 三元触媒」の技術発表
-
- 2月
- アルミハニカム担体 量産開始
-
- 6月
- GM(General Motors Company / ゼネラルモーターズ)社 - Delphi(デルファイ)社との自動車用触媒の直接取引開始
-
- 10月
- 袋井工場閉鎖
-
- 12月
- ISOガイド25に基づく試験所認定を取得
-
-
1994年
-
- 3月
- 子女教育資金貸付制度の制定
-
- 7月
- NOx(窒素酸化物)吸蔵還元型 三元触媒の生産開始
-
- 7月
- 四輪車用貴金属含有スラリー触媒の生産開始
-
- 9月
- モノリス触媒 生産累計 3,000万個達成
NOx吸蔵還元型 三元触媒
各国の CO2(二酸化炭素)とNOx(窒素酸化物)に対する規制強化の中、当社はNOxが吸蔵されうることに着目。それに基づき、NOx吸蔵機能を持つ物質と触媒機能を持つ貴金属を、最適な配置にする技術開発に取り組みました。これによって、「NOx吸蔵」と「吸蔵NOx還元機能の効率化」を可能にし、燃費向上とNOx浄化を両立させることに成功。この技術は高く評価され、トヨタ自動車の技術開発賞などをはじめ数多くの賞を受賞しました。
貴金属含有スラリー触媒
-
-
1993年
-
- 5月
- 本社研究事務棟完成
-
- 5月
- 二輪車用触媒の納入開始
-
- 5月
- ディーゼル車用酸化触媒の納入開始
-
- 8月
- 冷蔵庫脱臭用触媒の生産・販売開始
-
- 8月
- 複写機用低濃度オゾン分解触媒の生産・販売開始
-
- 12月
- Pd(パラジウム)-only 三元触媒の生産開始
本社研究事務棟
冷蔵庫用脱臭触媒
複写機用低濃度オゾン分解触媒
-
-
1992年
-
- 2月
- 東京都水道局より水道用活性炭納入資格を取得
-
- 4月
- 石油ファンヒーター用触媒の販売開始
-
- 4月
- 半日年休制度、介護休業・育児休業制度の制定
-
- 4月
- 高濃度オゾン分解用触媒の生産開始
-
- 8月
- 第1回 納涼祭の開催(25周年記念行事)
-
- 9月
- メタル基材を四輪車用に生産開始
-
- 11月
- モノリス触媒 生産累計2,500万個達成
メタル基材の製造ライン
四輪車用メタル基材
創立25周年記念 納涼祭
-
-
1991年
-
- 4月
- 連続年次有給休暇取得制度の制定
-
- 5月
- 米国 TABC(トヨタ・オートボディ・カリフォルニア)社より触媒部門が分離独立し、CCP(Catalytic Component Products, inc.)設立
-
- 9月
- 車両評価試験室の稼働開始
-
- 10月
- 触媒コンバータの内製開始
内製各種コンバータ
触媒コンバータの設計
溶接中のコンバータ
触媒コンバータの耐久テスト
2台のロボットで左右同時溶接
-
-
1990年
-
- 2月
- アセトアルデヒド吸着用添着炭 販売開始
-
- 12月
- モノリス触媒 生産累計 2,000万個達成
流動炉(左) と 竪型賦活炉(右)
-