導入期
1980年代に入り、主力製品のラインを次々と立ち上げたキャタラー。キャニスタ用石炭系活性炭やモノリス三元触媒などの生産を開始しました。世界初のハイテク三元触媒は「カムリキャタリスト」と呼ばれ、EPA(米国環境保護庁)からも高い評価を受けました。
開発史1980s
会社の動き
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1989年
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- 4月
- モノリス触媒 生産累計1,500万個達成
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- 7月
- パラジウム(Pd) / ロジウム(Rh) 触媒の生産開始
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- 8月
- 米国 TABC(トヨタ・オートボディ・カリフォルニア)社へ出資、米国でのモノリス触媒の生産開催
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- 8月
- メタル基材用触媒の生産開始
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- 8月
- いすゞ自動車・ダイハツ工業向け 触媒コンバータ納入開始
モノリス触媒 累計1,500万個達成
TABCのマネージメント・スタッフ
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1988年
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- 5月
- リフレッシュ休暇制度制定
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- 10月
- ロジウム(Rh)薬液化装置 量産稼働開始
薬液製造大型ガラスフラスコ
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1987年
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- 4月
- モノリス触媒 生産累計1,000万個達成
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- 5月
- 創立20周年記念式典を開催
1987年当時のキャタラー
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1986年
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- 10月
- 活性炭の加工開始
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- 12月
- 使用済みモノリス触媒からの貴金属抽出設備の稼働開始
堅型炉
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1984年
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- 6月
- スラッジ 白金(Pt)回収装置稼働開始
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- 7月
- パラジウム(Pd) / 白金(Pt) / ロジウム(Rh) 二層担持触媒の生産開始
工程内排液からの貴金属回収装置
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1983年
世界初、ハイテク三元触媒
「カムリキャタリスト(=触媒)」開発三元モノリス触媒が主流になるころ、キャタラーは世界に先駆け「ハイセリア触媒」を開発しました。セリアの酸素貯蔵能力を活用して、触媒が作用する空燃比領域を広げることにより、排出ガス浄化性能の向上を図ったものです。酸素貯蔵(O2 Storage)型触媒として、その後の三元触媒の主流になりました。
この触媒は、トヨタの代表車種「カムリ」になぞらえて「カムリキャタリスト」と呼ばれ、その性能はEPA(米国環境保護庁)からも高い評価を受けました。 -
1982年
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- 1月
- モノリス触媒 ライン稼働開始
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- 6月
- 使用済触媒からの貴金属回収設備(シャフト炉)稼働開始
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- 11月
- パラジウム(Pd)系薬液生産開始
当社初のモノリスライン
使用済み触媒からの貴金属回収前処理装置
貴金属薬液化蔵置
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1981年
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- 6月
- モノリス三元触媒の生産開始
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- 12月
- 第一炭素工業を吸収合併
モノリス触媒の製品
第一炭素工業との合併調印式
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1980年
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- 9月
- キャニスタ用石炭系活性炭の生産開始
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