黎明期
世界で排出ガス浄化の技術が確立していなかった1967年。キャタラーは排出ガス浄化触媒の開発と製造を目的に設立されました。間もなく本社を現在地(掛川市千浜)に移転し、トヨタ自動車工業から触媒の研究開発業務を受託。三元触媒などの研究と新たな技術の実用化へ踏み出していきました。
開発史1970s
会社の動き
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1979年
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- 5月
- モノリス酸化触媒の生産開始
モノリス製造ライン
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1978年
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- 6月
- キャニスタ用 石炭系活性炭の開発・試作に成功
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- 7月
- 本社事務所完成
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- 9月
- 白金(Pt)系薬液の生産開始
キャニスタ用活性炭
本社 新事務所
1978年当時の会社案内パンフレット
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1977年
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- 6月
- 創立10周年記念祝賀行事を開催
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- 10月
- キャタラー工業 労働組合結成
創立10周年記念式典
創立10周年記念植樹
当時のキャタラー労働組合 会長と書記長
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1976年
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- 7月
- トヨタ自動車工業と、粒状担体の共同開発開始
粒状触媒生産のための工場と、容積400キロリットルの担体サイロ
粒状触媒用含浸槽
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1975年
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- 4月
- 酸化触媒(Pd 触媒)の生産開始
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- 5月
- 自動車用触媒、トヨタ自動車工業へ納入開始
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- 8月
- 吸着式酸素発生装置の引用開発を吸収合併
吸着式酸素発生装置カタログ
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1974年
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- 12月
- 三元触媒の開発を開始
ペレット三元触媒
当時ベンチャー企業であった当社は、触媒の知識がほぼ白紙の状態でした。そんな中、公害問題等により高まっていた排出ガス内の窒素酸化物(NOx)浄化要求に対し、手探りでの開発の末、白金(Pt)に ロジウム(Rh)を加えたペレット触媒を日本で初めて生産したのです。耐熱性に課題を抱え、溶損の問題もありましたが、エンジン制御技術のレベルが向上したことにより、使用が可能となっていきました。
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1973年
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- 1月
- トヨタ自動車工業より「自動車用触媒に関する研究開発」業務を受託
トヨタ クラウン “マスターライン”
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1972年
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- 6月
- 自動車触媒用粒状触媒パイロットプラント完成
第2工場 パイロットプラント火入れ式
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1971年
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- 4月
- 本社を現在地(掛川市千浜)に移転、新工場・事務所完成
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- 5月
- 貴金属を使用した粒状、モノリス触媒の研究に着手
1971年当時のキャタラー
初の建物施設(第1工場と研究室)
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1970年
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- 7月
- フェライト系触媒 開発開始
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1967年
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- 5月
- 静岡県袋井市に会社設立(袋井市 第一炭素工業内)
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- 5月
- ポプカリット系CO浄化触媒の研究開発に着手
当時の第一炭素工業
ポプカリット触媒生産ライン
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