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虹が7色であると決めたのは、偉大な物理学者「ニュートン」である。

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雨の後にできる虹は、大気中の水蒸気(水滴)と太陽光によって発生します。

虹とは

虹とは

虹が7色に見えるのは、水滴中を通った太陽光が7色に分解されているからです。光は、ある媒質を出て他の媒質の中へと進むとき進行方向が変わり、折れ曲がります。これを「屈折」といいます。
屈折は屈折率の違いにより生じ、光の色ごと、つまり光の波長によって異なります。だから、光の色が分離されて見えることになります。
このように、波長によって屈折角が変化すること、つまり屈折率が異なることを「分散」といいます。太陽光は、大気中の無数の水滴(球状)に出会い、屈折して水滴内に入ってきます。そこで「分散」し、7色に分かれ、色ごとに内面で「反射」して、再度水滴表面で屈折して出ていき、虹となります。

しかし実際に虹を見てみると、色がはっきりとわかれているわけではなく、境界は非常に曖昧なものです。国によっては虹が6色や5色だとする場合もあり、厳密に決まっているものではありません。虹が7色であるとする説の起源は、かの有名な物理学者ニュートンの時代まで遡ります。
偉大な物理学者「ニュートン」さんは、「万有(ばんゆう)引力の法則」など力学の研究で有名ですが、光学の研究でも実はとても有名なのです。分光学を研究している間に、可視光の色を音階に準えて(なずらえて)7色に決めたそうです。
 「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 ⇒ ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」というように、科学と音楽を結びつけたようです。

ニュートンが発表するまで、虹は「3色」または「5色」と考えられていました。
3色:■青、■緑、■赤
5色:■むらさき、■青、■緑、■黄、■赤

ニュートンは、5色のむらさきと青の間、黄と赤の間に、それぞれの中間色の「あい色」と「だいだい色」をいれて、虹は7色だと考えました。
7色:■むらさき、■あい、■青、■緑、■黄、■だいだい、■赤

虹

ニュートンが「7色」としたのは、音楽と関係づけ、「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫 ⇒ ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」というように、 各色の帯のはばが、音楽の音階の間の高さに対応している」と結論するためだと言われています。
なぜ音楽と関係づけさせたかったのかというと、ニュートンの時代の300年前のヨーロッパでは、音楽が学問のひとつで、音楽と自然現象を結び付けることが大事なことと考えられていたからです。
※ニュートンは、「7」という数が宇宙において重要な意義を持つものだと考えていたため、主要な色を、7つの音階や、その他の広く知られている7という数字と、対応させたという説もあります。 皆さんは、虹が何色にみえますか?

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