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2021年4月1日、本社デミング賞受賞記念ホールにて、2021年度入社式を開催しました。

23名の新しい仲間を迎え、従業員数が1,099名となりました。

 

▼代表取締役社長砂川博明の挨拶

 

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
希望に満ちた皆さんを本日ここに迎えることができて大変うれしく思います。
昨年来、世界的なコロナウィルスの感染拡大の中で、皆さんも今日まで不安な日々を過ごされ、学業や私生活においても苦労を強いられたかと思います。わが社では、社員の健康、安全、安心を確保するため、イベントや会議の開催方法を見直し、社内の消毒徹底など、感染防止対策を全社員で実施していますので安心してください。その一環として、例年入社式は300名を超える社員で皆さんを盛大にお迎えしておりましたが、今年も昨年同様に参加人数を抑えて挙行させていただきました。
ただ、本日は私たちにとって、若々しく活力にあふれた新入社員を仲間として迎えるという、1年で一番楽しみな日であることに変わりはありません。多くの就職先候補の中からキャタラーを選択し、コロナ禍で厳しい採用試験を乗り越え、この日を迎えた皆さんの努力と期待に応えるため、我々もベストを尽くしたいと思います。

 

キャタラーの昨年の桜の時期は、コロナの影響によりキャタラーも大幅な減産となりました。その間我々は、どのようにしてコロナ禍を乗り切ればいいのか、考えて、考えて、考えました。まず、速攻で徹底的な感染防止対策を実施しました。皆さんも見てわかるように、マスク・消毒・事務所や食堂のパーテーション。考えられることは全てやった結果、感染者ゼロを継続しています。また、リモート技術を積極的に導入して、お客様との打ち合わせなども頻度を落とすことなくできるようになりましたし、在宅勤務なども急速に拡大し、働き方改革が加速しました。
その結果、残業も減り、出張などの経費も大幅に削減されて、コロナ禍のハンデを克服したばかりか、3月末の決算で過去最高益を記録することができました。昨年度はコロナ禍でも皆で考えて、頑張れば結果が出せることを証明することができたと思います。

 

次にキャタラーが力を入れて取り組んでいる活動の一端を紹介します。
当社には皆さんのスキルアップやキャリア育成をサポートするＣ‐ＨＡＭ(Cataler-Human-Asset-Management)という従業員の育成システムがあります。また、生活面ではＣ－ＷＩＮ(Cataler-Worklife-Innovation)という働き方改革に関する活動が展開され、従業員のワークライフバランスの充実に向けた諸施策が推進されています。このようにキャタラーでは、従業員へのサポ－トを強化しておりますので、皆さんも制度を有効に活用してワークライフバランスを実現していただきたいと思います。

 

また、近年自動車業界では，電動化・知能化・情報化が注目技術になっており、100年に1度の大転換期と言われています。キャタラーでは電動化を予め予測して、ARK Creation centreの稼働や新規ビジネスの企画など先手を打ってきました。今後は、ARKから新たな顧客価値を創造して、自動車触媒以外の収益基盤を確立していきます。新入社員のみなさんにも変革のチームに加わっていただきたいと思います。

 

さてここで、私から新入社員の皆さんへの期待を、三つお話ししたいと思います。
まず、一つ目の期待です。
之を知るもの、之を好むものに如かず。
之を好むもの、之を楽しむものに如かず。
という論語の言葉があります。
「物事をよく知っている人も、物事が好きな人には勝てない、
物事が好きな人も、物事を楽しむ人には勝てない。」と言う意味です。
新入社員のみなさん、仕事を覚えるだけでなく
仕事を好きになってください。そのためにまず、キャタラーを好きになって下さい。そして、会社生活を楽しめる人になってください。
そして、”高い志を持ち、新しいことへチャレンジする”、今の気持ちを持ち続けて下さい。さらに、グローバルな視点を養い、地球という大きな舞台に立っているという認識のもとで、楽しみながら、世界に通用する一流のプロフェッショナルを、目指してほしいと思います。

 

二つ目の期待は、「コミュニケーション」と「チームワーク」です。
どんな優秀な人も仕事は一人では完結できません。キャタラーでは、様々な部署のメンバーと連携し、チームワークで成果をあげていく人財が求められます。そのために必要なコミュニケーション能力は、鍛えれば鍛えるほど向上します。皆さんから先輩・上司に挨拶したり、質問したりして、積極的にコミュニケーションを図り、コミュニケーション能力を高めて下さい。そして、これから出会うグローバルキャタラーの仲間たちともチームワークを築き、キャタラーの新しい時代を切り拓いていってほしいと思います。

 

三つ目の期待は、職場でも、プライベートでも、安全・健康に過ごすことです。
皆さんには、会社の中ではもちろん、車を運転するときも、プライベートでレジャーを楽しむときも、常に『臆病者と呼ばれる勇気』を持って、判断・行動してください。行動する前に少しでも不安を感じることがあったときや、危ないかなと思ったときには、『手を出さない、動かない、立ち止まる』事によって、災害や事故が防げます。仕事は、ダイナミックに、アグレッシブにやってもらいたいのですが、安全については、今日から細心の注意を払って行動する、臆病者になっていただきたいと思います。
　
最後になりましたが、皆さんがキャタラーの一員として、すくすくと成長して大活躍し、この大転換期を鮮やかに乗り切ると同時に、皆さん一人ひとりの人生の夢を実現し、明るく健康で、実りある人生を送られますことを祈念し、私の歓迎の挨拶といたします。