GPF / Gasoline Particulate Filter( ガソリン・パティキュレート・フィルタ )
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Three way Catalyst / 3元媒体
近年、世界各国において規制値の強化が進む“自動車の排出ガス規制”
自動車排出ガス規制とは、自動車やバイクなどの内燃機関から排出される、一酸化炭素(CO)・窒素酸化物(NOx)・炭化水素類・黒煙等の大気汚染物質の上限を定めたものです。
直噴ガソリン車においては、PN(=Particulate Number/排気微粒子の粒子数)の規制値が、2017年以降さらに強化されます。(上図は、欧州の排出ガス目標基準値である「EURO 6」 によるPN 規制値動向)
当社では、欧州EURO6のPN 規制値に対し、PN捕集機能を有するフィルター基材(GPF=ガソリン・パティキュレート・フィルター)に、3way(3元)触媒の浄化機能を付与した、4way触媒(=GPF触媒)の量産技術を確立しました。
PN規制は、PMの質量規制と違い、細かいPMの排出個数を抑えなければなりません。そこで期待されるのがGPFです。但し、GPFを単純に追加すると、搭載スペースやコストがその分だけ増えてしまいます。そこで、当社が開発を進めているのが「4way触媒」です。
ガソリン乗用車において、基材を2つ使う事が多い“3way触媒”のうち、エンジン直下、もしくは床下の片方と置き換えて利用可能な“GPF” と “3way触媒”の機能を一体化させた 「4way触媒」 を提供する事で、搭載スペースやコストの増加を抑制します。